鋼の錬金術師 Wiki
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エルリック兄弟の師匠である錬金術師。36歳。
細いドレッドロックスをポニーテールのように束ねた髪型と、左鎖骨下の「フラメルの十字架」の入れ墨が特徴の美女。胸元の大きく開いた服などを着ているが、履物はいつもトイレ用サンダル。結婚18年目で旧姓は「ハーネット」。自宅はダブリスで『カーティス精肉店』を経営しており、素性を問われた際には「主婦」と名乗るのが流儀。趣味は夫婦揃っての旅行。
性格は少々頑固だが、厳しさと優しさの両方を兼ね備えている。だが夫であるシグの前では180度態度が変わり、所かまわずのろける。最初の妊娠時に病気で流産し、以後子供を産めない体になる。夫を愛すあまり、人体錬成によって子供を蘇らせようとし、結果内臓の大半を持っていかれ虚弱体質になってしまう。また、その関係でよく吐血する。しかしながら、相当な腕前の体術を持ち、アルを救出するためにデビルズネストに乗り込みグリードに啖呵を切るなど、その強さは衰えていない。また錬金術師としても、人体錬成や、人柱候補にされていることから分かるように、能力はかなり高い。
エルリック兄弟に錬金術の基礎と体術を叩き込んだ鬼師匠であると同時に、兄弟にとっての母親代わりのような存在。逆に子供のいない彼女にとっては2人は息子同然である。旅行中にリゼンブールに立ち寄った際、まだ幼いエルリック兄弟と出会う。元々、弟子を取らない主義であったが、弟子入り志願したエルリック兄弟の真剣な眼差しに根負けし、「ヨック島で一ヶ月、錬金術なし(ナイフだけ)で生き延びること」と同時に「一は全、全は一とは何かを知る」を条件に弟子入りを認める。このヨック島の修行を始め、修行はスパルタ教育であり、作中ではエルリック兄弟がたびたび修行時代のことを思い出して、当時の過酷さと現状を対比させるシーンがある。
18歳の頃に錬金術師を志し、著名な錬金術師である「シルバ・スタイナー」を尋ね、弟子入り志願する。その条件として「ナイフ一本で一ヶ月、冬のブリッグズ山で生き延びろ」と命じられる。現在でもブリッグズ砦にて語り草になる程に、国境警備隊や猛獣をなぎ倒して条件をクリアするも、実は弟子入りを志願した相手は錬金術師のシルバではなく(シルバは既に死亡)、武道家である兄の「ゴルド」だったが、結果としては一は全、全は一を学びとることに成功する。この修行の帰りにシグと偶然に出会い、互いに強烈な一目惚れをして今に至る(ハガレン研究所DXの「もしもシリーズ」より)。
旅行の最中、偶然ホーエンハイムと再会し、彼の錬丹術によって症状が完全ではないものの回復した。しかしホーエンハイム曰く(扉を開けた)罪の代償は元に戻せないとの事(血の循環を良くしただけ)。「約束の日」を伝える為ブリッグズの山岳警備隊にわざと捕まり、以後彼等と共に行動。セントラルシティでの戦いでは中央司令部への地下道を掘る事でブリッグズ兵が作戦本部に突入する手助けをし、合流したシグとともにホムンクルスらを圧倒していったが、金歯医者によってエルリック兄弟とともに「お父様」の部屋へと転送させられ「人柱」として利用される。「お父様」が地上に出た際は、ブリッグズ兵や錬金術師達とともに「お父様」との戦いの中核を担った。
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